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猫の気持ちの読み方|しっぽ・耳・目・ゴロゴロ・スリスリが表すサイン

ハルしつけ・問題行動担当
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猫の気持ちの読み方|しっぽ・耳・目・ゴロゴロ・スリスリが表すサイン

猫は言葉を話しませんが、そのぶん体のあちこちで気持ちを伝えてくれています。しっぽの角度、耳の向き、目の細め方、鳴き声のトーン、そして体をこすりつけるしぐさ。ひとつひとつは小さなサインですが、読み方を知っていると「今は甘えたいのかな」「そっとしておいてほしいのかな」と、愛猫の心に少しだけ近づけます。ここでは部位ごとに、うれしいときから機嫌が悪いときまでのサインを、落ち着いて整理していきましょう。

しっぽで読む気持ち

しっぽは、猫の感情がいちばん表れやすい場所のひとつです。角度や動きの速さに注目してみましょう。

しっぽを垂直にピンと立てているときは、うれしさや友好的な気持ちのあらわれです。敵意がなく、飼い主への甘えを示していることも多いサインです。反対に、しっぽを後ろ脚の間に巻き込んだり体に巻き付けたりしているときは、怖いと感じている防御の姿勢です。

しっぽを垂直に立てるのはうれしさで、敵意のない友好的なサインや飼い主への甘えの表現であり、脚の間に巻き込むのは怖いと感じている防御姿勢だと解説されています。出典:アニコム損保 猫との暮らし大百科

動きの速さも手がかりになります。犬と違い、猫がしっぽを速く大きく動かすのは喜びではなく、機嫌が悪いときや戦う相手を見つけたときのサインです。イライラしているときは1秒間隔くらいで左右に大きく振ることもあります。一方、しっぽを小さく速く動かしているときは、考え事をしていたり、不安や緊張を感じていたりする状態です。ゆっくり動かしているときはリラックスしている合図です。

イライラしているときは1秒間隔くらいでしっぽを左右に大きく振り、リラックス時はゆっくり動かし、恐怖時は後ろ脚の間に挟むなど、しっぽの動きで気持ちが見分けられると説明されています。出典:ペットライン

しっぽの動きと気持ちの目安を、表にまとめておきます。

しっぽの様子表している気持ち
垂直にピンと立てるうれしい・友好的・甘え
ゆっくり動かすリラックスしている
先をUの字に曲げる遊ぼうというサイン
先をプルプルさせる興味のあるものを見つけた
左右に大きく速く振る不機嫌・イライラ
小さく速く動かす不安・緊張・考え事
脚の間に巻き込む恐怖・防御
毛が逆立って太くなる威嚇や恐怖

全身の毛を逆立てて背中を丸め、しっぽも膨らませているときは、全力の威嚇です。逆に体を小さくしているときは怖がっているサインなので、無理に近づかず見守ってあげましょう。

全身の毛を逆立てて背中を丸め、しっぽも膨らませるのは全力の威嚇であり、体を小さくするのは怖がっているサインだと紹介されています。出典:アニコム損保 猫との暮らし大百科

耳と目(瞳孔)で読む気持ち

耳と目は、猫の緊張度をこまやかに映し出します。しっぽと合わせて見ると、より正確に気持ちを読み取れます。

耳が前を向いているときは、満足してリラックスしている表情の一部です。興味のある方に耳を向けているときは、楽しい予感を感じていることも。あっちを向いたりこっちを向いたりしているときは、迷っている状態です。ちょっと怒っているとピンと立て、身を守ろうとするときや強い恐怖・威嚇のときには耳を後ろに倒します。

耳は前向きでリラックス、興味のある方に向けるのは楽しい予感、迷っているときはあちこち向き、身を守る姿勢では後ろに向けるなど、向きで気持ちが表れると解説されています。出典:ペットライン

目もよく観察してみましょう。目が半分閉じた半目のときは、満足してリラックスしている表情です。楽しい予感があるときは目を見開き、身を守ろうとするときには瞳孔が広がります。すごく怒っているときは瞳孔が開いて目が大きく見えます。飼い主とゆっくりまばたきを交わせたなら、それは相手への愛情表現のサインです。こちらからそっとゆっくりまばたきを返してみると、気持ちのやりとりを楽しめます。

目が半分閉じているのは満足の表情、耳が前を向いているのも満足の表情の一部で、ゆっくりまばたきは相手への愛情表現だと紹介されています。出典:ライオンペット

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鳴き声・ゴロゴロで読む気持ち

鳴き声のトーンにも気持ちが表れます。「ニャー」「ニャオ」という鳴き声は、あいさつのようなもので、何かアクションを起こす前触れであることが多いとされています。喉を鳴らす「ゴロゴロ」「ぐるぐる」は、リラックスや甘えのサインで、身を委ねて安心しているあらわれです。

反対に、「ウー」「シャー」という低い声は、怒りや警戒の興奮状態です。大きな口を開けて「シャーッ」「ウー」と発するときは、強く怒っているサインなので、そっと距離をとってあげましょう。

「ニャー」「ニャオ」はあいさつのようで何かの前触れ、ゴロゴロはリラックスや甘え、「ウー」「シャー」は怒りや警戒の興奮状態だと説明されています。出典:アニコム損保 猫との暮らし大百科

スリスリ・ふみふみ・なめるなどのしぐさ

体を使ったしぐさにも、たっぷり気持ちが込められています。すりすりと体を寄せてくるのは甘えのサインで、同時に自分のにおいをこすりつけるマーキングも兼ねています。人へのスリスリは、ごあいさつの意味合いもあります。

すりすり寄ってくるのは甘えであると同時にこすりつけによるマーキングであり、なめてくるのはグルーミングと同じで家族や仲間への愛情表現だと解説されています。出典:アニコム損保 猫との暮らし大百科

前足でふみふみと交互に押すしぐさは、子猫が母猫に甘えるときの名残で、安心して心地よいと感じているときに見られます。足を横に崩したポーズや、おなかを見せてくるのは、安心しきっているサインです。おなかは急所なので、見せてくれるのは大きな信頼のあらわれといえます。

前足でふみふみするのは母猫に甘えるように安心して心地よいときのしぐさ、足を横に崩すのはリラックスのポーズ、おなかを見せるのは安心しきっているサインだと紹介されています。出典:ライオンペット

猫がこちらをなめてくるのは、グルーミングと同じ気持ちからくる、家族や仲間への愛情表現です。毛づくろいは体の汚れを取り除くだけでなく、不安なときのリラックス手段でもあり、落ち着いているときにも行われます。

サインは組み合わせて読む

ここまで部位ごとに見てきましたが、いちばん大切なのは、ひとつのしぐさだけで決めつけないことです。しっぽ・耳・目・鳴き声・姿勢を合わせて見ることで、はじめて本当の気持ちが見えてきます。同じ「しっぽを振る」でも、耳が前向きでゆったりしているのか、耳を倒して低く鳴いているのかで意味はまったく変わります。

注意

サインの出方には個体差があります。いつもと様子が違う、急に鳴き方や行動が変わった、食欲や元気がないといったときは、気持ちの問題ではなく体調不良が隠れていることもあります。気になる変化があるときは自己判断せず、動物病院に相談してください。
うちの子は、しっぽをピンと立てて近づいてくる日と、床に寝そべってしっぽの先だけパタパタさせている日がありました。前者は「遊んで」、後者は「今はそっとしておいて」。耳や目も一緒に見るようにしたら、無理にかまって嫌がられることが減って、お互いに心地よい距離が取れるようになった気がします。

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しっぽを速く振っているとき、喜んでいるのですか?
犬とは逆で、猫がしっぽを速く大きく振るのは喜びではなく、機嫌が悪いときや戦う相手を見つけたときのサインとされています。イライラしているときにも左右に大きく振ります。耳や目の様子も合わせて見て、無理にかまわないようにしましょう。
ゆっくりまばたきには、どう応えればいいですか?
ゆっくりまばたきは相手への愛情表現とされています。こちらからもそっと、ゆっくりまばたきを返してあげると、穏やかな気持ちのやりとりを楽しめます。
おなかを見せてくるのは、なでてほしいということですか?
おなかを見せるのは安心しきっているサインですが、急所であるおなかは触られるのを嫌がる子も多くいます。信頼の表現として受け止めつつ、いきなりおなかをなでるのは避け、その子の好む場所からやさしく触れてあげるのがおすすめです。

まとめ

猫の気持ちは、しっぽ・耳・目・鳴き声・しぐさというたくさんの窓から少しずつのぞくことができます。垂直に立ったしっぽ、前向きの耳、半目、ゴロゴロやふみふみは安心と甘えのサイン。大きく速く振るしっぽ、倒れた耳、開いた瞳孔、シャーという声は「今は近づかないで」のサインです。どれかひとつで決めつけず、いくつものサインを組み合わせて読み取ることで、愛猫の本当の気持ちに寄り添えます。毎日のちょっとした観察の積み重ねが、猫との信頼を静かに育てていきます。

出典・参考

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