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ペテモ「獣医師監修ウェットフード」猫用4品目が10月21日発売|「腎臓に配慮」は療法食とどう違う?

対象の目安: 成猫〜シニア猫

ソラ・編集長 / 住環境・多頭飼い担当
・ 約9分で読めます
ペテモ「獣医師監修ウェットフード」猫用4品目が10月21日発売|「腎臓に配慮」は療法食とどう違う?

イオンペット株式会社が2026年10月13日、ペット専門店「PETEMO(ペテモ)」で扱う「獣医師監修 ウェットフード」全7品目を発表しました。猫用は「腎臓に配慮したフード」と「下部尿路の健康に配慮したフード」がそれぞれ2つの味で計4品目あり、10月21日(水)から全国のペテモで順次発売されます。

「腎臓に配慮」と聞くと、腎臓病の猫に動物病院ですすめられる療法食を思い浮かべる人もいるはずです。この記事では、発表された内容を整理したうえで、療法食との違いと、買う前にパッケージで確かめたい表示をまとめます。愛猫が腎臓や尿の病気で治療中なら、与える前にかかりつけの獣医師に相談してください。

発表された内容

PR TIMESで配信された発表資料から、猫用の情報を中心にまとめます。

項目内容
発表日2026年10月13日
発表元イオンペット株式会社(千葉県市川市)
発売日2026年10月21日(水)から順次(地域により一部異なる場合あり)
販売店全国の「PETEMO(ペテモ)」店舗
猫用の価格1袋40g・税抜148円
犬用の価格1袋40g・税抜168円
製造国内製造
たんぱく源猫用はまぐろ、またはかつおのシングルプロテイン

猫用の4品目は次のとおりです。

  • 獣医師監修 ねこちゃん用 腎臓に配慮したフード まぐろ
  • 獣医師監修 ねこちゃん用 腎臓に配慮したフード かつお
  • 獣医師監修 ねこちゃん用 下部尿路の健康に配慮したフード まぐろ
  • 獣医師監修 ねこちゃん用 下部尿路の健康に配慮したフード かつお

犬用は「関節」「皮膚被毛」「おなか」に配慮した、ささみベースの3品目です。発表資料では、愛犬・愛猫に多い悩みに合わせて栄養バランスを調整したこと、1袋で使い切れるサイズであること、そのまま与えるほか総合栄養食へのトッピングとしても使えることが紹介されています。

PR TIMES(イオン株式会社名義で配信)、2026年10月13日の発表資料より。オンライン販売については記載がありません。

発表資料に書かれていないこと

発表資料を読むかぎりでは、次の点はわかりませんでした。

  • 監修した獣医師の名前や所属
  • 「腎臓に配慮」「下部尿路の健康に配慮」の具体的な中身(リン、ナトリウム、マグネシウムなどの量)
  • フードの目的が「総合栄養食」なのか「その他の目的食(一般食など)」なのか

トッピングとしての使い方が提案されていることから、主食として毎日これだけを与える前提ではないようにも読めます。ただし、これは発表資料からの推測です。実際の位置づけは、発売後に店頭でパッケージの表示を確かめるのが確実です。

「腎臓に配慮」のフードと療法食はどう違う?

日本で売られているペットフードの表示は、ペットフードの表示に関する公正競争規約にもとづいてルールが決められています。ペットフード公正取引協議会の解説から、今回のフードを見るうえで押さえておきたい点を整理します。

フードの「目的」は4つに分かれる

パッケージには、フードの目的として「総合栄養食」「間食」「療法食」「その他の目的食」のいずれかを表示することになっています。

目的どんなフードか(協議会の解説の要約)
総合栄養食主食向けのフード。総合栄養食の基準を満たすことを分析試験か給与試験で証明し、対象の成長段階や体重ごとの給与量を表示する
間食おやつなど。与えてよい量(給与限度量)を表示する
療法食特定の病気や健康状態の猫の食事管理に、獣医師の指導のもとで使うもの
その他の目的食一般食(おかず)やサプリメントなど。一般食なら、ほかに栄養補給が必要なことや、一緒に与えるフードの名前を表示する

ペットフード公正取引協議会「03.ペットフードの目的について」

療法食は「獣医師の指導のもとで使う」ことが前提

協議会は療法食を、次のように説明しています。

「療法食」とは、ペットフードの中で、特定の疾病又は健康状態にあるペットの栄養学的サポートを目的に、獣医療において獣医師の指導のもとで食事管理(いわゆる食事療法)に使用されることを意図したものです。

療法食として表示するには、商品名、対象となる病気や健康状態、根拠となるデータの所在を協議会に届け出ます。パッケージには「獣医師の指導に基づいて与えるべき」という注意書きが入り、長期間の不適切な使用は健康を害するおそれがあるとも説明されています。

また協議会の解説では、病名を記載できるのは療法食だけで、その療法食でも「予防や治療ができる」かのような表示はできないとされています。

ペットフード公正取引協議会「05.療法食について」、「03.ペットフードの目的について」

今回のペテモのフードは、商品名に病名ではなく「腎臓に配慮」「下部尿路の健康に配慮」という言い方を使っています。発表資料にも「療法食」という言葉は出てきません。名前に「獣医師監修」とあっても、動物病院で処方される療法食と同じものと考えるのは避けたほうがよさそうです。

注意

腎臓病や尿石症などで療法食を食べている猫は、療法食の栄養設計にそって食事が組まれています。トッピングを足すと、その設計が変わる可能性があります。「腎臓に配慮」と書かれたフードであっても、足してよいか、どのくらいならよいかは主治医に確認してから与えてください。

あわせて読みたい

猫の療法食の基本|総合栄養食との違い・切り替え方と「食べてくれない」ときの工夫

店頭でパッケージを見るときのチェックポイント

発表資料にない情報は、パッケージの表示で確かめられるものがあります。公正競争規約では、名称、目的、内容量、与え方、賞味期限、成分、原材料名、原産国名、事業者を表示することになっています。

買う前に見ておきたい表示

  • 目的の欄が「総合栄養食」か「その他の目的食(一般食など)」か
  • 一般食の場合、一緒に与えるフードについての記載
  • 与え方(1日の量の目安)と、いつものごはんをどれだけ減らすか
  • 成分値(たんぱく質・脂質・粗繊維・灰分・水分)
  • リンやナトリウム、マグネシウムなどの記載があるか(任意の表示)
  • 原材料名で、まぐろ・かつおのほかに何が使われているか
  • 原産国名(国産なら「国産」と表示できる)と賞味期限

注意したいのは、必ず表示しなければならない成分は、たんぱく質、脂質、粗繊維、灰分、水分の5つだけという点です。腎臓や尿路の健康で気にされやすいリンやマグネシウムなどは、必要表示事項に入っていません。「配慮」の中身を数値で確かめたいときは、パッケージに記載がなければ販売元に問い合わせるのが確実です。

ちなみに「まぐろ」「かつお」のような原材料名は、その原材料を5%以上使っていなければ商品名や説明に使えない決まりがあります。

ペットフード公正取引協議会「公正競争規約に基づく必要表示事項及び表示制限について」

どんな猫に向いていそうか

発表資料の範囲で考えると、次のような使い方が想定されているようです。

  • 総合栄養食を主食にしている健康な猫の、トッピングや気分転換
  • ドライフード中心の猫に、ウェットで水分を足したいとき
  • 1回で使い切れる量を試してみたいとき

トッピングとして足すときは、その分だけ主食を減らしてカロリーが増えすぎないようにします。1袋あたりのカロリーは発表資料に載っていないので、パッケージの表示で確かめてください。

一方で、すでに腎臓病や膀胱炎、尿石症と診断されている猫、治療中の猫は、まず主治医に相談するのが先です。また、次のような変化があるときは、フードを変えて様子を見るより先に動物病院を受診してください。

  • 水を飲む量やおしっこの量が急に増えた
  • トイレに何度も行くのに、おしっこが少ししか出ない、または出ていない
  • 尿に血が混じる、トイレで鳴く
  • 食欲が落ちた、体重が減ってきた

メモ

オスの猫でおしっこがまったく出ていないときは、尿道が詰まっている可能性があり、急いで受診が必要です。詳しくは下部尿路疾患の記事にまとめています。

あわせて読みたい

猫の下部尿路疾患(FLUTD)とは|特発性膀胱炎・尿路結石のサインと家庭でできる予防

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猫の多飲多尿のサインの読み方|水を飲む量・おしっこが増えたときの受診の目安

よくある質問

ペテモの獣医師監修ウェットフードはいつ、どこで買えますか?
発表資料によると、2026年10月21日(水)から全国のペテモ店舗で順次発売されます。地域によって一部異なる場合があるとされています。オンライン販売についての記載はありません。
猫用の値段はいくらですか?
猫用は1袋40gで税抜148円です(犬用は税抜168円)。
腎臓病の猫に、療法食の代わりとして与えてもいいですか?
代わりにするのは避けてください。療法食は獣医師の指導のもとで食事管理に使うことを前提にしたフードで、発表資料では今回の商品を療法食とはしていません。療法食を食べている猫に足すかどうかも、主治医に相談してから決めてください。
「獣医師監修」と書いてあれば安心ですか?
獣医師が開発に関わったことは示していますが、それだけで主食にできるか、どの猫に合うかはわかりません。目的の欄(総合栄養食か一般食か)や成分値、与え方をパッケージで確かめましょう。
健康な猫に与えてもいいですか?
発表資料では総合栄養食へのトッピングとしての使い方が提案されています。足すときは主食の量を減らし、カロリーが増えすぎないようにしてください。体調に不安があるときはかかりつけの獣医師に相談しましょう。

まとめ

ペテモの獣医師監修ウェットフードは、猫用に「腎臓に配慮」「下部尿路の健康に配慮」の4品目が、2026年10月21日から1袋40g・税抜148円で発売されます。手に取りやすい価格と量ですが、発表資料の時点では成分値やフードの目的(総合栄養食か一般食か)が示されていません。買う前にパッケージの表示を確かめ、病気の治療中の猫には主治医と相談したうえで取り入れてください。

出典・参考

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