猫とお盆・夏の帰省/旅行はどうする?留守番・ペットホテル・ペットシッターの選び方
対象の目安: 全ライフステージ

お盆が近づくと、帰省や旅行の計画とあわせて「猫をどうしよう」と悩む方が増えます。ふだんは留守番が得意な子でも、数日間となると心配になりますし、夏は室温の上昇や熱中症のリスクもあって、単純に「置いていけば大丈夫」とは言い切れません。この記事では、健康な成猫が留守番できる日数の目安、留守番させるときの備え、そしてペットホテル・ペットシッター・知人に頼むといった選択肢の向き不向きまで、不安をあおらず中立に整理しました。愛猫と自分の状況に合った預け方を選ぶための手がかりにしてください。
なぜ夏・お盆は早めに預け先を考えるのか
お盆の時期に帰省や旅行が重なると、留守にする時間が数日単位になりがちです。ふだんの外出とちがい、数日間も猫だけで過ごすとなると、ごはんや水、トイレ、そして室温の管理まで、すべて事前の準備でまかなう必要があります。
特に夏は、室温の上昇と熱中症のリスクを見落とせません。エアコンで適温を保っていても、長時間の単独留守番は、体調の変化にすぐ気づけないという不安がつきまといます。猫の熱中症の兆候や暑さ対策の詳しい考え方は あわせて読みたい 猫の夏の暑さ対策と熱中症|室温の目安・危険なサイン・留守番中の備え
注意
お盆はペットホテルやペットシッターの予約が集中しやすい時期でもあります。いざ預けようと思っても空きがない、ということもあるため、早めに情報を集めて動き出しておくことをおすすめします。
猫は何日まで留守番できるのか
まず気になるのが、そもそも猫は何日くらい留守番できるのか、という点です。ペテモ(イオンペット)の記事では、健康な成猫の留守番は最大で1泊2日が目安とされています。子猫は日帰りまでにとどめ、持病がある猫は留守番を避けるのが望ましいとされています。
健康な成猫の留守番は最大で1泊2日が目安で、子猫は日帰りまで、持病のある猫は留守番を避けるのが望ましいとされています。ペテモ(イオンペット)より。
つまり、お盆に数日間家を空けるようなケースでは、健康な成猫であっても留守番だけで乗り切るのは目安を超えてしまう、ということになります。年齢や体調、性格によっても向き不向きは変わるため、「うちの子は大丈夫そうか」を一度立ち止まって考えてみることが大切です。留守番全般の考え方や準備は あわせて読みたい 猫のお留守番の準備は何時間まで?水とフード・トイレ・室温の整え方
留守番させるときの備え
1泊2日程度の範囲で留守番にする場合でも、猫が快適に過ごせる環境を整えておくことが欠かせません。ペテモ(イオンペット)の記事では、留守番時の備えとして次のような点が挙げられています。
夏の短期留守番でそろえておきたい備え
- 水を切らさないための給水器を設置する
- ごはん用の給餌器(フィーダー)を用意する
- エアコンで適温(25℃前後)を保つ
- トイレを複数個所に設置する
- 飼い主の匂いのついたタオルを置く
- ペットカメラで様子を見守る
留守番の備えとして、給水器と給餌器の設置、エアコンで適温(25℃前後)を保つこと、トイレの複数設置、飼い主の匂いのついたタオル、ペットカメラでの見守りが挙げられています。ペテモ(イオンペット)より。
給水器と給餌器の設置は必須と考え、水やごはんが途中で尽きないようにしておきましょう。夏はエアコンをつけっぱなしにして室温を保つことが特に重要です。トイレを複数用意しておくと、掃除ができない間も清潔さを保ちやすくなります。飼い主の匂いのついたタオルは、猫の安心につながるとされています。ペットカメラがあれば、外出先からでも様子を確認でき、留守番中の心配を和らげてくれます。
日本ペットフードの解説でも、水飲み場やトイレを複数個所に用意すること、自動給餌器を利用するとよいことがすすめられています。夏の熱中症対策としては、直射日光の当たらない涼しい場所を確保し、エアコンで室温を20〜28℃、湿度を50〜60%に保つことが大切とされています。
なお、猫が退屈しのぎに脱走を試みたり、来客時に飛び出したりといったこともあるため、戸締まりの確認も忘れないようにしましょう。脱走への備えは あわせて読みたい 猫の脱走防止対策|玄関・窓・ベランダの危険と迷子札・マイクロチップ
留守番以外の3つの選択肢と向き不向き
留守番の目安を超える日数になるときや、留守番に不向きな性格の猫の場合は、別の方法を検討したほうが無難です。ペテモ(イオンペット)の記事では、留守番以外の選択肢として大きく3つが紹介されています。
| 選択肢 | 内容 | 向いているケース |
|---|---|---|
| 知人・家族に頼む | 友人や家族に自宅まで来てもらい、世話をしてもらう | 慣れた人がいて、自宅環境を変えたくない猫 |
| ペットシッター | ごはんや水の用意・トイレ掃除に加え、ブラッシングや室内遊びにも対応可能 | 自宅で過ごしたいが、専門的な世話も任せたい場合 |
| ペットホテル | 施設で預かってもらう。健康上の問題がある場合は動物病院併設型を検討 | 持病があり、体調の変化にすぐ対応してほしい場合 |
自宅で過ごせる知人依頼やペットシッターは、環境の変化が少なく、場所見知りしやすい猫に向いています。一方、持病があって体調管理に不安がある場合は、動物病院併設型のペットホテルのように、すぐに専門的な対応を受けられる預け先が安心につながります。留守番が苦手な性格の猫ほど、これらの選択肢を前向きに検討してみてください。
預け先を選ぶときのチェックポイント
ペットホテルやペットシッターを利用する際は、信頼できる預け先かどうかを見極めることが大切です。ひとつの目安になるのが、法律にもとづく登録を受けている業者かどうかです。環境省によると、ペットホテルやペットシッターのように業として動物を預かる行為は「保管」に該当し、第一種動物取扱業として、都道府県知事または政令指定都市の長の登録を受けなければなりません。訪問型で飼養施設を持たない場合も対象になります。
利用を検討している業者が、この登録を受けているかどうかは、選ぶうえでの安心材料になります。登録業者は、事業所に登録に関する情報を掲示することが求められているため、確認の手がかりにするとよいでしょう。
ヒント
持病がある猫を預ける場合は、前述のとおり動物病院併設型のペットホテルや、病院での預かりを検討すると、体調の変化にすぐ対応してもらいやすくなります。ふだんの服薬や食事の注意点は、事前にメモにまとめて伝えておくと安心です。
我が家に合った選び方を
お盆や夏の帰省・旅行で猫をどうするかは、留守番できる日数、猫の年齢や体調、性格、そして夏ならではの暑さのリスクを踏まえて考えることが大切です。健康な成猫でも留守番は最大1泊2日が目安とされ、それを超える不在や、持病・留守番が苦手な猫の場合は、知人に頼む・ペットシッター・ペットホテルといった選択肢を検討しましょう。預け先を選ぶときは、登録を受けた業者か、ワクチン証明の要否、持病への対応などを確認しておくと安心です。愛猫が少しでも穏やかに過ごせるよう、余裕を持って準備を進めてください。
健康な成猫は何日くらい留守番できますか
夏の留守番で特に気をつけることは何ですか
ペットホテルやペットシッターを選ぶときの目安はありますか
持病のある猫はどう預けるのがよいですか
出典・参考
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