ニャレッジ
住環境・お留守番

猫とお盆・夏の帰省/旅行はどうする?留守番・ペットホテル・ペットシッターの選び方

対象の目安: 全ライフステージ

ソラ編集長 / 住環境・多頭飼い担当
・ 約10分で読めます
猫とお盆・夏の帰省/旅行はどうする?留守番・ペットホテル・ペットシッターの選び方

お盆が近づくと、帰省や旅行の計画とあわせて「猫をどうしよう」と悩む方が増えます。ふだんは留守番が得意な子でも、数日間となると心配になりますし、夏は室温の上昇や熱中症のリスクもあって、単純に「置いていけば大丈夫」とは言い切れません。この記事では、健康な成猫が留守番できる日数の目安、留守番させるときの備え、そしてペットホテル・ペットシッター・知人に頼むといった選択肢の向き不向きまで、不安をあおらず中立に整理しました。愛猫と自分の状況に合った預け方を選ぶための手がかりにしてください。

なぜ夏・お盆は早めに預け先を考えるのか

お盆の時期に帰省や旅行が重なると、留守にする時間が数日単位になりがちです。ふだんの外出とちがい、数日間も猫だけで過ごすとなると、ごはんや水、トイレ、そして室温の管理まで、すべて事前の準備でまかなう必要があります。

特に夏は、室温の上昇と熱中症のリスクを見落とせません。エアコンで適温を保っていても、長時間の単独留守番は、体調の変化にすぐ気づけないという不安がつきまといます。猫の熱中症の兆候や暑さ対策の詳しい考え方は

で整理しているので、あわせて確認しておくと安心です。

注意

夏に長時間家を空けるときに最も怖いのが、停電などによるエアコンの停止です。予期せぬ停電で冷房が止まると、室温が急上昇して熱中症につながる恐れがあります。長期の不在では、この「もしも」に備えられるかどうかが、留守番か預けるかを判断する大きなポイントになります。

お盆はペットホテルやペットシッターの予約が集中しやすい時期でもあります。いざ預けようと思っても空きがない、ということもあるため、早めに情報を集めて動き出しておくことをおすすめします。

猫は何日まで留守番できるのか

まず気になるのが、そもそも猫は何日くらい留守番できるのか、という点です。ペテモ(イオンペット)の記事では、健康な成猫の留守番は最大で1泊2日が目安とされています。子猫は日帰りまでにとどめ、持病がある猫は留守番を避けるのが望ましいとされています。

健康な成猫の留守番は最大で1泊2日が目安で、子猫は日帰りまで、持病のある猫は留守番を避けるのが望ましいとされています。ペテモ(イオンペット)より。

つまり、お盆に数日間家を空けるようなケースでは、健康な成猫であっても留守番だけで乗り切るのは目安を超えてしまう、ということになります。年齢や体調、性格によっても向き不向きは変わるため、「うちの子は大丈夫そうか」を一度立ち止まって考えてみることが大切です。留守番全般の考え方や準備は

でもくわしく扱っています。

一泊くらいなら平気だろうと思っていたのですが、目安を知ってからは、二泊以上になるときは無理をせず預け先を探すようにしています。
飼い主

留守番させるときの備え

1泊2日程度の範囲で留守番にする場合でも、猫が快適に過ごせる環境を整えておくことが欠かせません。ペテモ(イオンペット)の記事では、留守番時の備えとして次のような点が挙げられています。

夏の短期留守番でそろえておきたい備え

  • 水を切らさないための給水器を設置する
  • ごはん用の給餌器(フィーダー)を用意する
  • エアコンで適温(25℃前後)を保つ
  • トイレを複数個所に設置する
  • 飼い主の匂いのついたタオルを置く
  • ペットカメラで様子を見守る

留守番の備えとして、給水器と給餌器の設置、エアコンで適温(25℃前後)を保つこと、トイレの複数設置、飼い主の匂いのついたタオル、ペットカメラでの見守りが挙げられています。ペテモ(イオンペット)より。

給水器と給餌器の設置は必須と考え、水やごはんが途中で尽きないようにしておきましょう。夏はエアコンをつけっぱなしにして室温を保つことが特に重要です。トイレを複数用意しておくと、掃除ができない間も清潔さを保ちやすくなります。飼い主の匂いのついたタオルは、猫の安心につながるとされています。ペットカメラがあれば、外出先からでも様子を確認でき、留守番中の心配を和らげてくれます。

日本ペットフードの解説でも、水飲み場やトイレを複数個所に用意すること、自動給餌器を利用するとよいことがすすめられています。夏の熱中症対策としては、直射日光の当たらない涼しい場所を確保し、エアコンで室温を20〜28℃、湿度を50〜60%に保つことが大切とされています。

留守番の準備として、水飲み場やトイレを複数個所に用意し、自動給餌器を利用するとよいこと、夏はエアコンで室温を20〜28℃、湿度を50〜60%に保つなど熱中症対策が大切とされています。日本ペットフードより。

なお、猫が退屈しのぎに脱走を試みたり、来客時に飛び出したりといったこともあるため、戸締まりの確認も忘れないようにしましょう。脱走への備えは

も参考になります。

留守番以外の3つの選択肢と向き不向き

留守番の目安を超える日数になるときや、留守番に不向きな性格の猫の場合は、別の方法を検討したほうが無難です。ペテモ(イオンペット)の記事では、留守番以外の選択肢として大きく3つが紹介されています。

留守番以外の選択肢として、友人・家族に自宅まで来てもらう方法、ペットシッター、ペットホテルの3つが挙げられ、留守番に不向きな性格の猫は留守番以外を検討したほうが無難とされています。ペットシッターはブラッシングや室内遊びにも対応でき、健康上の問題がある場合は動物病院併設型のホテルを検討するとされています。ペテモ(イオンペット)より。

選択肢内容向いているケース
知人・家族に頼む友人や家族に自宅まで来てもらい、世話をしてもらう慣れた人がいて、自宅環境を変えたくない猫
ペットシッターごはんや水の用意・トイレ掃除に加え、ブラッシングや室内遊びにも対応可能自宅で過ごしたいが、専門的な世話も任せたい場合
ペットホテル施設で預かってもらう。健康上の問題がある場合は動物病院併設型を検討持病があり、体調の変化にすぐ対応してほしい場合

自宅で過ごせる知人依頼やペットシッターは、環境の変化が少なく、場所見知りしやすい猫に向いています。一方、持病があって体調管理に不安がある場合は、動物病院併設型のペットホテルのように、すぐに専門的な対応を受けられる預け先が安心につながります。留守番が苦手な性格の猫ほど、これらの選択肢を前向きに検討してみてください。

預け先を選ぶときのチェックポイント

ペットホテルやペットシッターを利用する際は、信頼できる預け先かどうかを見極めることが大切です。ひとつの目安になるのが、法律にもとづく登録を受けている業者かどうかです。環境省によると、ペットホテルやペットシッターのように業として動物を預かる行為は「保管」に該当し、第一種動物取扱業として、都道府県知事または政令指定都市の長の登録を受けなければなりません。訪問型で飼養施設を持たない場合も対象になります。

業として動物を預かる「保管」はペットホテルやペットシッターが該当し、第一種動物取扱業として都道府県知事または政令指定都市の長の登録を受けなければならず、飼養施設を持たない訪問型も対象とされています。環境省より。

利用を検討している業者が、この登録を受けているかどうかは、選ぶうえでの安心材料になります。登録業者は、事業所に登録に関する情報を掲示することが求められているため、確認の手がかりにするとよいでしょう。

ヒント

預ける前には、多くのホテルやシッターでワクチン接種証明を求められることがあります。事前に必要な書類や予防の条件を問い合わせておくと、当日になって慌てずにすみます。混雑するお盆の時期は、早めの予約と確認が肝心です。

持病がある猫を預ける場合は、前述のとおり動物病院併設型のペットホテルや、病院での預かりを検討すると、体調の変化にすぐ対応してもらいやすくなります。ふだんの服薬や食事の注意点は、事前にメモにまとめて伝えておくと安心です。

我が家に合った選び方を

お盆や夏の帰省・旅行で猫をどうするかは、留守番できる日数、猫の年齢や体調、性格、そして夏ならではの暑さのリスクを踏まえて考えることが大切です。健康な成猫でも留守番は最大1泊2日が目安とされ、それを超える不在や、持病・留守番が苦手な猫の場合は、知人に頼む・ペットシッター・ペットホテルといった選択肢を検討しましょう。預け先を選ぶときは、登録を受けた業者か、ワクチン証明の要否、持病への対応などを確認しておくと安心です。愛猫が少しでも穏やかに過ごせるよう、余裕を持って準備を進めてください。

健康な成猫は何日くらい留守番できますか
ペテモ(イオンペット)の記事では、健康な成猫の留守番は最大で1泊2日が目安とされています。子猫は日帰りまで、持病のある猫は留守番を避けるのが望ましいとされているため、それを超える場合は預け先を検討することをおすすめします。
夏の留守番で特に気をつけることは何ですか
夏は室温の上昇や熱中症のリスクがあるため、エアコンで適温(25℃前後)を保つことが重要です。また、停電などでエアコンが止まると室温が急上昇する恐れがあるため、長時間の単独留守番は特に慎重に判断してください。
ペットホテルやペットシッターを選ぶときの目安はありますか
環境省によると、業として動物を預かる行為は第一種動物取扱業の登録が必要です。登録を受けた業者かどうかは選ぶ目安になります。あわせて、多くのホテルで求められるワクチン証明の要否や、持病への対応も事前に確認しておくと安心です。
持病のある猫はどう預けるのがよいですか
ペテモ(イオンペット)の記事では、健康上の問題を抱えている場合は動物病院併設型のペットホテルを検討するとよいとされています。ふだんの服薬や食事の注意点をメモにまとめ、事前に伝えておくと、体調の変化にも対応してもらいやすくなります。

出典・参考

この記事をシェア

関連する記事