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猫と夏の紫外線対策|日光皮膚炎・扁平上皮癌を防ぐ耳先・鼻のケアと窓辺の工夫

対象の目安: 成猫〜シニア(とくに白猫・毛色の薄い猫)

ミオ食事・健康担当
・ 約12分で読めます
猫と夏の紫外線対策|日光皮膚炎・扁平上皮癌を防ぐ耳先・鼻のケアと窓辺の工夫

夏は日ざしが強くなり、窓辺で気持ちよさそうに日向ぼっこをする猫を見かける季節です。ただ、白猫や毛色の薄い猫、耳先や鼻など毛の少ない部位は、紫外線の影響を受けやすいといわれます。耳先の赤みやかさぶたが続く日光皮膚炎は、慢性化すると一部の猫でまれに扁平上皮癌という皮膚がんにつながることがあるとされ、早めに気づいて予防することが大切です。この記事では、家庭でできる紫外線対策と、受診の目安を中立に整理しました。

なぜ夏の紫外線に注意したいのか

猫のなかでも、日光の影響を受けやすいタイプがいます。アニコム損保の記事では、白猫の青い目の猫がもっとも紫外線の影響を受けやすく、色素や毛色の薄い猫、白黒やミケなどでも紫外線の影響を受けやすい部位の毛が白い場合に注意が必要とされています。発症しやすい部位としては、耳の先端が最も多く、次いで鼻、目周り、口周りなど、毛が少なく皮膚の露出が多い部分が挙げられています。

アニコム損保は、白猫の青い目の猫がもっとも紫外線の影響を受けやすく、色素・毛色の薄い猫や、白黒・ミケなどでも紫外線の影響を受けやすい部位の毛が白い場合に注意が必要とし、発症部位は耳の先端が最も多く、鼻・目周り・口周りなど毛が少ない部分が多いと説明しています。

日光過敏症について、アニコム損保の別の記事でも、毛の白い猫や遺伝的にメラニン色素が少ない猫に多く見られ、高齢の白い猫がなりやすい傾向があるとされています。原因は日光に含まれる紫外線が考えられているものの、詳しい発症のしくみは分かっていないと説明されています。

アニコム損保は、日光過敏症は毛の白い猫や遺伝的にメラニン色素が少ない猫に多く、高齢の白い猫がなりやすい傾向があるとし、原因は日光の紫外線が考えられるが詳しいしくみは分かっていないと説明しています。

紫外線は日ざしが強くなる春先から秋口にかけて特に多く、一般に日中の時間帯に強くなります。屋外に出る猫はもちろん、室内でも日当たりのよい窓辺で長時間過ごす猫では、影響が積み重なることが考えられます。

日光皮膚炎はどんな症状で進むのか

日光皮膚炎は、初期には見逃しやすいことがあります。アニコム損保の記事では、初期は皮膚の発赤や赤い点状の丘疹、毛が抜けるといった症状から始まり、進行すると赤みがさらにひどく炎症を起こし、一部の皮膚が剝けたり、かさぶたができたり、耳の先端の形が少し変形したりすると説明されています。

アニコム損保は、日光皮膚炎の初期症状として皮膚の発赤・赤い点状の丘疹・脱毛を挙げ、進行するとさらに強い炎症、皮膚が剝ける、かさぶた、耳先端の変形などがみられると説明しています。

子猫のへやの記事では、好発部位として耳の先端(特に裏側)、まぶたの下、鼻の表面、唇などが挙げられ、白猫や色素の薄い被毛の猫、特に青い目の白猫に多発するとされています。

子猫のへやは、日光皮膚炎の好発部位として耳の先端(特に裏側)・まぶたの下・鼻の表面・唇などを挙げ、白猫や色素の薄い被毛の猫、特に青い目の白猫に多発すると説明しています。

耳先の赤みやかさぶたは、乾燥や小さなケガと見分けにくいことがあります。片方だけ、あるいは毛の白い部分にだけ繰り返し起こるようなときは、日光の影響も念頭に置いて様子を見てあげるとよいでしょう。

慢性化と扁平上皮癌との関わり

日光皮膚炎そのものは、すぐに命に関わる病気ではありません。ただ、症状が長く続くと注意が必要です。アニコム損保の記事では、これらの症状が数年単位で続くと、一部の猫では病変部の皮膚が癌化し、扁平上皮癌という皮膚癌を発症することがあり、皮膚のただれや壊死が急速に進行すると説明されています。

アニコム損保は、日光皮膚炎の症状が数年単位で続くと、一部の猫では病変部の皮膚が癌化して扁平上皮癌を発症することがあり、皮膚のただれや壊死が急速に進行すると説明しています。

扁平上皮癌について、アニコム損保の別の記事では、白い猫に多くみられ、長時間日光の紫外線にさらされることが発生の要因と考えられているとされています。発症部位は耳介や外耳道などの耳の周り、鼻、目、口の中などの顔面に多く、初期には皮膚や粘膜に小さなしこりや潰瘍、かさぶた、赤みなど外見上は皮膚病に似た症状がみられ、進行するとただれや潰瘍が大きくなり、出血したり膿による悪臭が生じたりすることがあると説明されています。

アニコム損保は、猫の扁平上皮癌は白い猫に多く、長時間の紫外線曝露が要因と考えられ、耳の周り・鼻・目・口の中など顔面に多いとし、初期は小さなしこり・潰瘍・かさぶた・赤みなど皮膚病に似た症状、進行するとただれや潰瘍の拡大・出血・悪臭がみられると説明しています。

注意

日光皮膚炎や扁平上皮癌の見分けは、見た目だけでは難しく、ここに書いた症状はあくまで一般的な説明です。治らないただれ、繰り返すかさぶた、耳先や鼻の変形など、気になる変化があるときは自己判断せず、早めにかかりつけの動物病院に相談してください。

免疫の状態が関わることもあります。アニコム損保の記事では、猫免疫不全ウイルス(FIV)感染症などで免疫力が低下している場合も発症しやすくなるとされています。日ごろの健康管理も、間接的な備えの一つといえます。

家庭でできる紫外線対策

ここからは、家庭で無理なく取り組める予防の工夫を紹介します。基本は「強い直射日光に長時間当てない」ことです。

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    屋外に出さない・完全室内飼いを基本にする

    子猫のへやの記事では、紫外線との接触をなるべく避け、放し飼いにしている場合は完全室内飼いに切り替えて猫を日光から遠ざけることがすすめられています。屋外は紫外線量が多く、耳先や鼻が直射にさらされやすくなります。
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    窓辺の直射日光を避ける・日光浴の時間を見直す

    同じく子猫のへやの記事では、室内のガラスがUVカット仕様でない場合は、日向ぼっこの時間も制限する必要があるとされています。日ざしの強い日中は、猫がよくいる窓辺に直射が長時間当たらないよう工夫しましょう。
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    窓にUVカットの工夫を取り入れる

    アニコム損保の記事では、カーテンや、窓に貼るUVカットシートの活用が挙げられています。レースカーテンやUVカットフィルムで、窓辺の直射をやわらげることができます。
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    耳先や鼻のケアは獣医に相談のうえで

    アニコム損保・子猫のへやいずれの記事でも、危険部位に日焼け止め(サンスクリーン)を塗る方法が挙げられていますが、安全性の高いものを選び、獣医師の指示に従うべきとされています。人用ではなく、猫に使える低刺激のものを、獣医師に相談してから使いましょう。

子猫のへやは、紫外線との接触をなるべく避け、放し飼いの場合は完全室内飼いに切り替えること、室内のガラスがUVカット仕様でない場合は日向ぼっこの時間も制限すること、危険部位に安全性の高い日焼け止めを塗ることを予防法として挙げています。

アニコム損保は、予防として直射日光を長時間浴びないようにすること、紫外線の多い春から秋は外出を控えること、部分的に日焼け止めを塗ること、カーテンや窓に貼るUVカットシートを使うことを挙げています。

下の表は、ここまでの工夫を整理したものです。

工夫内容ねらい
完全室内飼い屋外に出さない直射紫外線を大きく減らす
窓辺の直射を避ける日中の日向ぼっこの時間を見直す積み重なる露出を抑える
UVカットの活用カーテン・UVカットシート/フィルム窓越しの紫外線をやわらげる
日焼け止め猫に使える低刺激のものを部分的に耳先・鼻の保護(獣医に相談)

ヒント

窓辺が好きな猫から日向ぼっこを完全に取り上げる必要はありません。UVカットの工夫をしたうえで、日ざしの強い日中は直射の当たらない場所にも居場所を作ってあげると、無理なく紫外線を減らせます。

日中の暑さ対策とあわせて考えたい方は、

あわせて読みたい

猫の夏バテとは?熱中症との違いと食欲不振・元気消失のサイン、家庭でできるケアと受診の目安

も参考にしてください。

早期発見のためのセルフチェック

紫外線対策と並んで大切なのが、変化に早く気づくことです。扁平上皮癌について、アニコム損保の記事では、普段から猫とのスキンシップをはかり、鼻や耳、口の周りをチェックして早期発見・早期治療を心がけることがすすめられています。治療は、腫瘍の周りの正常な組織も含めて手術で摘出し、術後に再発防止のため放射線治療を行うこともあると説明されています。

アニコム損保は、扁平上皮癌の予防・早期発見として、日ごろのスキンシップで鼻・耳・口の周りをチェックし早期発見・早期治療を心がけることをすすめ、治療は周囲の正常組織を含めた外科的摘出、術後に放射線治療を行うこともあると説明しています。

ブラッシングやスキンシップのついでに、次のような点を見ておくと変化に気づきやすくなります。

耳先・鼻・口まわりのセルフチェック

  • 耳の先端(特に裏側)に赤み・かさぶた・脱毛がないか
  • 耳先の形が変形したり、フチが欠けたりしていないか
  • 鼻の表面や鼻先に、治らないただれ・出血・かさぶたがないか
  • 目の周りや口の周りに、繰り返すかさぶたやしこりがないか
  • 片側だけ、または毛の白い部分にだけ症状が出ていないか

これらは日光皮膚炎や扁平上皮癌だけでなく、ほかの皮膚トラブルでも見られることがあります。あくまで受診のきっかけとして活用し、気になる変化があれば動物病院で相談してください。ブラッシングを習慣にすると、こうしたチェックもしやすくなります。被毛のケアについては

もあわせてどうぞ。

白い愛猫の耳先がときどき赤くなるのが気になっていました。夏はレースカーテンとUVカットフィルムで窓辺の直射を減らし、日向ぼっこは午前の早い時間だけにしています。

よくある質問

どんな猫が紫外線に気をつけたほうがよいですか
アニコム損保の記事では、白猫の青い目の猫がもっとも紫外線の影響を受けやすく、色素・毛色の薄い猫や、白黒・ミケなどでも耳先など毛の白い部位は注意が必要とされています。高齢の白い猫がなりやすい傾向があるとの説明もあります。該当する猫では、窓辺の直射や日光浴を見直すと安心です。
日光皮膚炎は放っておくとどうなりますか
アニコム損保の記事では、日光皮膚炎の症状が数年単位で続くと、一部の猫では病変部が癌化して扁平上皮癌を発症することがあり、ただれや壊死が急速に進むと説明されています。すぐに命に関わるものではありませんが、治らないただれや繰り返す症状は早めに動物病院で相談しましょう。
耳や鼻に日焼け止めを塗ってもよいですか
アニコム損保や子猫のへやの記事では、危険部位に日焼け止め(サンスクリーン)を塗る方法が挙げられていますが、安全性の高いものを選び、獣医師の指示に従うべきとされています。人用ではなく猫に使える低刺激のものを、獣医師に相談してから使ってください。
完全室内飼いなら紫外線対策はいらないですか
室内でも、UVカット仕様でない窓の近くで長時間日向ぼっこをすると紫外線の影響を受けることがあります。子猫のへやの記事では、ガラスがUVカットでない場合は日向ぼっこの時間を制限する必要があるとされています。カーテンやUVカットシートの活用と、日ざしの強い日中の直射を避ける工夫がすすめられます。

まとめ

夏の強い紫外線は、白猫や毛色の薄い猫、耳先・鼻・目や口の周りなど毛の少ない部位に影響しやすいとされます。耳先の赤みやかさぶた、脱毛や変形が続く日光皮膚炎は、慢性化すると一部の猫でまれに扁平上皮癌につながることがあるため、早めの予防と発見が大切です。完全室内飼いを基本に、窓辺の直射を避ける、カーテンやUVカットの工夫を取り入れる、日焼け止めは獣医に相談のうえ猫用の低刺激のものを部分的に、といった対策で無理なく紫外線を減らせます。日ごろのスキンシップで耳・鼻・口の周りを見ておき、治らないただれや気になる変化があるときは、自己判断せずかかりつけの動物病院に相談してください。

出典・参考

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